尼崎市よりご来店されました、ダイハツ ウェイクです。
今回のご依頼は、リアバンパー・リアゲート修理です。
beforeがこちら!
バックで少し当たってしまったようです。(お客様談)
シルバー部分もわかりやすく色が飛んでいます。
リアゲートは若干のへこみがあります。
このように色の塗膜が剥がれてしまっています。
多少の擦りキズもありますね。
早速バラして作業開始です!
下面部分は割れていました。
取付部分が割れているわけではないので、なんとか直せそうです!
バンパーなどの樹脂が割れてしまうと、基本的には直せるのですが
割れが取付部分だった場合は直すことをお勧めしていません!
見た目では直っていても、やはり修理では強度まではカバーできない場合があります。
こういった場合は、どういった修理方法で進めていくのかを
事前にお客様と打ち合わせしてから進めていきます。
このあたりのキズは軽度でしたので、細かい番手のヤスリでならしていけば
パテを盛る必要もないですね。
ならしていく工程で、しっかり歪みも取っています。
割れを跨がせるように、専用の針金を付けます。
針金は専用の機械で熱を持たせられるので、樹脂製のバンパーに溶かせて付けていきます。
表面まで溶かさないように慎重に溶かせていきます。
そのあとは針金の上から接着剤を付けて、強度を持たせます。
表面の処置は、半田ごてなどで樹脂を溶かして樹脂同士を付けます。
あとはヤスリでならして、写真の状態になります。
こちらはパテを薄く盛って表面の最終仕上げをします。
シルバーで塗装されていたパーツも同様の処置です。
細かい番手のヤスリでならしていきます。
角の丸みなども形を崩さずきれいにならします。
こちらも同様です。
ならすためにキズよりもかなり大きな範囲をヤスリでならします。
リアゲートも忘れず直しています!
終われば随時下地のサフェーサーを塗布していきます。
無駄な部分に下地を塗布しないように、最小限の範囲で塗布します。
割れもきれいになくなりましたね!
サフェーサーを大きな範囲で塗布してしまうと、その分塗装する範囲が増えてしまいます。
塗装する範囲が増える→必要な塗料が増える→塗装代(材料代)が高くなる→お客様請求が増える
といった具合になります。
バンパーを一本塗装するか、1/2塗装するかで金額が変わるのと同じですね。
サフェーサーをいかに小さな範囲で使用するか、というのは
それよりも小さな範囲で板金をすることになります。
小さな範囲で歪みやキズを直すというのは、かなりの技術が必要になりますね。
こちらはリアゲートの下地処理後です。
作業した範囲も小さく、サフェーサーの範囲も小さくおさめています。
サフェーサーの乾燥も終わり、塗装後の完成がこちら!
ばっちり直っています!
リアゲートもばっちりです。
シルバー部分も直っていますね。
割れていたリアバンパーの下面もOKですね!
この度はご来店ありがとうございました。
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